2014年9月28日日曜日

Patagonia Fall/Winter 2014 “Truth to Materials” Collection




7つの製品を含むこのコレクションは、製造における抜本的な新たな手法を探求し、製品寿命の第一段階、つまり原料の源を再考したいという願いから生まれました。また、いずれも、再生された素材、あるいは加工を最小限に抑えた素材から作られています。「トゥルース・トゥ・マテリアルズ(素材の真理)」とは、素材において可能なかぎり生粋の形状を重んじるコレクションです。カシミアやウールは加工を最小限に抑え、コットンはオーガニックであるだけでなく、ゴミ埋立地に向かう運命だった生地の端切れを裁断室から回収して再利用するなど、原料の源を見直し、デザインおよび製造のあらゆる段階で、できるだけその本質を保つことが狙いです。ここでご紹介するウェアは、オーガニックコットンやリサイクル・ポリエステルなど、パタゴニアがすでに実現している進歩を掘り下げ、染色や加工やバージン素材の使用量を削減し、これまで以上に技術に焦点を当てた製品です。

1. リクレイムド・ウール(再生ウール):カラマイ/イタリア 
環境保護運動がはじまる約100年も前、1878年に創業したフィグリ・ディ・ミケランジェロ・カラマイ社は、再生ウールの生産を専門としています。着古された衣類や製造段階で発生する端切れを再利用して、最終的にさまざまなニットや織り、そして異なる厚みや質感の素材に混紡します。パタゴニアが使用する再生ウールは、当初の製法と同じように不要になったウールのセーターを切り刻んで再使用可能にした繊維で、これにリサイクル・ポリエステルを混紡して生地の強度を高めています。

2. リクレイムド・コットン(再生コットン):TAL グループ/中国、マレーシア 
従来農法で栽培されても有機農法で栽培されても、コットン製品の行く末はたいていゴミ埋立地です。栽培、紡糸、紡績ののちに裁断されて製品となり、それらが消費者に使用されたあかつきには、結局ゴミとなってしまうのです。しかし世界規模の衣料品メーカーTALグループとの協力により、私たちはコットンの消費方法を変えて、実現のむずかしい「循環の輪をつなげる」ことにまた一歩近づくことができました。2011 年以来 TAL グループは中国とマレーシアにある工場からコットンの端切れを回収し、埋立地に捨てられる何百トンものコットンを救ってきました。かつては使い道のなかった裁断室からの端切れは、完全に機能する素材としてふたたび紡ぎ出されます。再生されたコットンは漂白剤も染料も使用していないうえ、原料から店舗まで追跡可能です。

3. アンダイド・カシミア(不染色カシミア):モンゴル高原地域 
モンゴルの遊牧民は家畜の群れを定期的に移動させ、ヤギと羊の数を適切な割合で維持することが、草原を健全な状態に保つ秘訣であることを昔から理解していました。パタゴニアの不染色のカシミアは、季節ごとに放牧地を変えながらヤギにブラシをかけている牧夫の手作業で採取されています。素材の白、茶、ベージュは天然の毛の色で、繊維には染色加工を一切施していません。その結果、環境への影響を削減するだけでなく、肌触りもよりやわらかな素材が実現しました。

4. リクレイムド・ダウン(再生ダウン):アラバマ・チャニン/米国アラバマ州 
私たちはアラバマ・チャニンのデザイナー兼職人のナタリー・チャニンと協力し、独自の「再生ダウン」プロジェクトに着手しました。パタゴニアの倉庫にはリサイクル・プログラム「コモンスレッズ・パートナーシップ」を通して回収された、傷んで返品された修復不可能なダウン・ジャケットが長年眠っていました。この度アラバマ・チャニンのキルト職人の腕を借りて、それらが芸術品と呼ぶほど美しく、しかも温かく着用できるスカーフに生まれ変わらせました。スカーフは1枚1枚に製造番号を入れた限定製品です。

お客様お問合せ先:
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス (受付時間:月~日 9:00~17:00)
フリーコール : 0800-888-7447 (通話料無料)
IP電話サービス/携帯電話専用 : 0467-23-8972 (通話料有料)
E-mailアドレス : customerservice@patagonia.co.jp
住所 : 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1-3-5 東昭ビル2F




にほんブログ村 ファッションブログへ
にほんブログ村 ファッションブログ セレクトショップへ

0 件のコメント: